衛生管理者
衛生管理者というのは、文字どおり、職場の衛生を管理する人で、職場を清潔にすることによって、伝染病や食中毒を予防していく役割を担っています。もともと、労働三法のひとつである労働安全衛生法で定められています。ただ、衛生管理者には、誰にでもなれるものではありません。医療系の資格を持っている人を任命します。医療系の資格とは、衛生管理者の資格、医師、歯科医師、労働安全コンサルタントの資格を持っている人が対象になります。さて、衛生管理者の資格ですが、衛生管理者には、衛生工学管理者、第一種衛生管理者・第二種衛生管理者の3種類に分かれています。まず、衛生工学管理者ですが、おもに理系・工業系の職場で選任されますが、この資格には、大学や高専で、工学・理学を卒業した人が対象になります。免除される科目がありますが、厚労省の定めた講習を受講し、終了試験合格で、免許がもらえます。一方の第一種・第二種衛生管理者については、医師や歯科医などの資格を持っていれば、無試験でもらえますが、そのほかは、試験に合格して取得する方法もあります。ただし、労働衛生の実務経験が必要になります。たとえば、高専・大卒以上の方ですと、1年以上の実務経験、中卒以上の方ですと、3年以上の実務経験、学歴がない人は、10年以上の実務経験で、労働衛生管理者の受験資格ができます。
保健師
保健師は、保健師の国家試験に合格して与えられる国家資格です。ただし、受験するためには、看護大学や保健大学等の医療系の大学で、看護師の資格を取ったのちに、保健師の研修を受けたのちに、ようやく受験資格がもらえます。ただし、看護大学では、看護師・保健師の資格をほぼ同時に取得するようなカリキュラムをとっているところが多くなっています。しかし、その場合でも、看護師の国家試験に落ちると、保健師の資格もとれません。保健師の仕事は、簡単にいえば、保健に関する専門家・アドバイザーになります。保健指導といいますが、市町村や企業・学校などで活躍しています。看護師に比べると、難易度の高い資格になっていますね。なお、市町村で、保健師として活躍しようと思うと、地方公務員になりますので、公務員試験も受験することになります。保健師の役割は、今年、メタボ健診が発動されてから、診断された人への、メタボ改善のためのカウンセラーとして栄養士とともに重要になってきています。企業での保健師の求人も増えています。健康のプロとしての保健師は、将来性のある仕事でしょう。
